文英堂の歩み
創業
益井俊二が大阪市南区塩町で創業。
戦争の影響
企業整備統合により出版が休業状態に。1945年の大阪大空襲で社屋を焼失しました。
出版を再開
京都市東山区五条橋東にて再開。 「敗戦日本を建て直すには教育こそが大事」と考え、学習参考書や教科書などの出版に力を入れるようになりました。
株式会社化
社長に益井欽一が就任 ※写真は戦前のもの
京都市下京区高辻通西洞院西入に移転。1956年には、事業拡大に伴い、四条大宮下ルに移転しました。
「要訣」シリーズ発刊
ハードカバーの本格的な高レベル参考書の先駆けで、のちの「解明」シリーズ。この頃は発行社の表記が「文英堂刊」となっていて、現在とは表記の仕方が違っていました。
東京出張所を開設
千代田区神田神保町に出張所を開設しました。
「小学学習と問題」シリーズ発刊
それまで中学生向けの参考書・問題集がメインでしたが、小学生の学習の手助けを広くできるようにと発刊されました。小学生向けでもまだ白黒が主流の時代でした。
「中学三段式問題集」シリーズ発刊
「基本」→「標準」→「発展」の3段階構成をとるニュースタイルの問題集。当時は全国各地で中学生のつどい「学力増進後援会」を開いて地方の中学生の学習を支援していました。
東京支社を設置
神保町より新宿区岩戸町に東京出張所を移転、東京支社と改称しました。
「エース模擬テスト」シリーズ発刊
表紙のモノクロ写真と女の子のおかっぱ頭が時代を感じさせる問題集。昭和31年から約10年間、高校入試は9教科入試が行われていました。団塊の世代の時代です。
「事典・辞典」シリーズ発刊
昭和39年は小学校の学習支援を強化した年です。社会科と理科の「学習事典」、算数の「解き方事典」、国語の「学習国語辞典」を相次いで発刊しました。
「精解と資料」シリーズ発刊
500頁を超える頁数に小さな文字で圧倒的な情報量を誇る中学「精解と資料」シリーズ。理科1分野・2分野、社会地理・歴史・公民の5巻のハードカバーが並ぶと圧巻でした。
「解明」シリーズ発刊
高校教科書の枠を超えて、徹底的に教科内容の根本原理・真理を追究したハードカバーの本格派厚物参考書。中学の「精解と資料」シリーズと並び、重厚長大の時代を反映する参考書でした。
「全国中学校文芸作品コンクール」を実施
特選に文部大臣奨励賞を授与。
「最高水準問題集」シリーズ発刊
昭和44年に中学から始まった「最高水準問題集」シリーズ。翌年には小学生向けも発刊。現在はすべて「シグマベスト」ですが、当時は小学が「フレンドベスト」、中学が「ヤングベスト」でした。
「くわしい」シリーズ発刊
中学から始まった「くわしい」シリーズ。翌年には小学生向けも発刊。発刊当初は2色で、その後3色(部分4色)となって、昭和53年にオール4色のフルカラーになりました。
高校「理解しやすい」シリーズ発刊
読むスピードと理解するスピードが同じになるように丁寧にくわしく解説した参考書。何回も改訂を繰り返し、現在も多くの高校生の学習の支えになっています。
高等学校検定教科書「UNICORN」シリーズ発刊
英語教科書に進出して13年後に発刊。多くの生徒の知識欲を満たす充実した内容で、「高校英語教科書と言えば『UNICORN』」と言われるくらいに成長し、一世を風靡しました。※写真は1981年版の『UNICORN Ⅰ』
京都本社新社屋を落成
現在地、京都市南区上鳥羽大物町で落成し、四条大宮より移転。
「これでわかる」シリーズ発刊
参考書の頁と問題頁を交互に繰り返して学習効果を高めるハイブリッド型の参考書。かわいいピーナッツボーイが目印でした。現在でも続く「これでわかる」シリーズの元祖です。
社長に益井英博が就任
中高一貫校用英語テキスト「Birdland」シリーズ発刊
東京支社文英堂ビルを落成
2010年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
高等学校検定教科書 「Grove」シリーズ発刊
※写真は現在の『Grove English CommunicationⅠ』
社長に益井英郎が就任
『原色小倉百人一首』リニューアル発刊
1980年発刊のロングセラーが、装いを新たにしました。
「塾技」シリーズ発刊
難関中学校・難関高校対策の参考書。塾講師が教えるプロの「技」で合格まで導く本として高い評価を得ています。
高校「英単語Stock」シリーズ発刊
大学入試のプロが作った英単語集。無味乾燥になりがちな英単語の暗記を、全見出し語につけた「記憶ブースター」で自然に覚えられるようにしました。英単語集の新たな定番となっています。
創業100年周年
新たな100年へのスタートを切りました。文英堂は今後も、学ぶすべての人に「シグマベスト」を提供し続けて参ります。